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日々徒然・・・
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愛があなたがたをさし招いたなら、愛に従いなさい。
たとえ、その道がどんなに厳しく険しくても。
愛の翼があなたがたを包んだなら、愛に身を委ねなさい。
たとえ、その翼に潜む刃が、あなたがたを傷つけても。
愛があなたがたに語りかけたなら、愛を信じなさい。
たとえその声が、庭を荒らす北風のように、あなたがたの夢を
打ち砕いても。
なぜなら、愛は、あなたがたに栄冠を与えると同様に、
あなたがたを十字架につけるのです。
愛はあなたがたを育て、また刈り込みます。
愛はあなたがたを、麦の束のように刈り取り、
あなたがたを打って、裸にし、ふるって、殻をとり、ひいて、白く粉にし、
練って、しなやかにする。
そしてさらに愛はあなたがたを愛の神聖な火で焼きます。
神の神聖な祭りの神聖なパンとするために。
愛はこれだけのことを、あなたがたのうちに、あなたがたのために
するのです。
あなたがたが自分の心の奥の謎をさとり、このさとりのうちに
生命の心の一片となるために。


愛は愛自身のほか何も与えることなく、愛自らしか受けることがない。
愛は所有せず、また所有させない。
愛には愛だけで充分なのだから。
愛しているとき、神が私の心のなかに、と言わないように。
言うならばむしろ、私が神の心のなかに、と。
思ってもならない。あなたが愛の歩みを導けるなどと。
なぜなら、愛こそがあなたがたの歩みを導く。
もし、あなたがたにその価値があると見れば。

愛の望みはただひとつ。愛自身を満たすことです。
しかし、もしあなたがたが、愛していて、どうしてもなお望みがあると
いうのなら、その望みはこのようなものであるように。

融けて、夜の間も自分の歌を歌っているせせらぎのようになること。
愛のあまりの優しさに苦しむのを知ること。
愛を自分で解釈して傷つくこと。
そして、自由な、喜びに溢れた心で血を流すこと。
夜明けに目覚め、飛び立つ思いで、愛の新しい一日のために感謝すること。
昼下がりには静かに休らい、愛の恍惚を思い出して味わうこと。
夕暮れには、感謝に満ちて家路をたどること。

そして、心では愛する人のために祈り、
唇では賛美の歌を歌いながら眠りにつくこと。


         「預言者」カリール・ジブラン著より抜粋



 

 おやすみなさい。
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苦しみ、それはあなたの理解を被っている殻が壊れること。
果実の芯が陽に触れるためには、まずはその核が壊れねばならないように、
あなたも苦しみを知らねばなりません。
あなたの日々の生活に起こるさまざまな奇跡へのおどろき。
それを心に常に生き生きと保てたなら、苦しみも喜びにおとらず
不思議に溢れていることがわかるでしょう。
田畑の面を過ぎていく季節を、いつも自然に受けとめてきたように、
心の季節もあなたがたがそのまま受けとめられたなら。
苦しみの冬を通しても、清朗さをもって目をみはっていられたなら。

苦しみの多くは自ら選んだもの。
それはあなたがた自身のなかの、うちなる薬師が、
病んでいる自分を癒そうとして盛った苦い苦い一服。
それゆえにこの薬師を信じなさい。
そしてその薬を沈黙と静穏のうちに飲みほしなさい。
 
なぜなら、その手がどんなに耐えがたく厳しくても、
「見えない方」の優しい手で導かれているのですから。
そのもたらす杯がどんなにあなたがたの唇を焼こうとも、
「陶工である方」が
ご自分の聖なる涙でしめらせた土で作られているのですから。



       「預言者」カリール・ジブラン著より抜粋






  生きることは選択の連続。
  苦しみもまた然りか・・。
しっかり生きていこうじゃありませんか。




あなたの心は知っているのです。日々夜々の秘密を。
しかしあなたの耳は聞きたがっています。
あなたの心の「知」の声を。
自分の魂がすでに知っているものを、あなたは言葉で知りたいと思う。
自分の夢の裸の体に指で触れたいと思う。

それはそれでよいのです。
魂の隠れた泉は溢れ出るもの。そしてささやきながら
海に流れ入るもの。
あなたの無限の深みにある宝は、あなたの眼に触れたがっているのです。
しかし、その知られざる宝を秤りで量ってはなりません。
そしてあなたの「知」の深みを、測り竿や測り網で探ってはなりません。
なぜなら「自ら」は際みなく果てしない海だからです。

言ってはなりません。「私は真理を見つけたと」。
言うならば「私は真理のひとつを見つけたと」。
言ってはなりません。「私は魂の道を見つけたと」。
言うならば「私の道を歩む魂に出遭った」と。
なぜなら魂は、およそ道という道を歩む。
魂は一本の線の上は歩まず、葦のように育つものでもない。
魂は拡がっていくのです。
無数の花弁を持つ蓮の花のように。


        「預言者」カリール・ジブラン著より抜粋
 




見えない自分の心との葛藤の日々。
これもまた私です。
君の友人は君の需め(もとめ)への応え。かれは畑。
君はそこに愛をもって種蒔き、感謝をもって刈り取る。
かれは君の食卓。君の暖炉。
君は飢えてかれのもとに行き、平和を求めてかれを探すのです。

君がその考えを語るとき恐れるな。
君の心の中の「否」を。
そしてまた恐れるな「然り」を。

時間を生かすための友をこそ求めなさい。
なぜなら友とは君の需めを満たすもの、
君の空虚を満たすためのものではない。

その友情の甘美さのうちに笑いがあるように。
そしてまた楽しみの分かち合いも。
なぜなら小さな事柄の一滴にも
心は自分の朝をみつけて爽やかになるのだから。
 
 
  「預言者」カリール・ジブラン著より抜粋




 you are my destined soul mate
あなたは語る。思考の平和に在ることを止めるときに。
そしてもはや心の孤独にとどまりきれぬとき
貴方は唇に生きることになる。
音声は気晴らし。気慰み。

自分のうちに真理を持ちながら、それを言葉では告げぬ者もいます。
このような人の胸の中には霊がリズムある沈黙のうちに
住まうのです。
道端や市場で友に出遭ったなら、あなたのうちなる霊をして
あなたの唇を動かしめ、あなたの舌を動かしめなさい。
あなたの声の奥にある声に、あなたの友の耳の奥の耳へと
語らせることです。

そうしてこそ彼の魂はあなたの心の真理を受けとめます。
ちょうど葡萄酒の味がいつまでも舌に残るように。
その色が忘れられそれを盛った杯が失われてしまった後にさえも。


         「預言者」カリール・ジブラン著より抜粋




 多くを語ることは必要ない。
 そう魂はあなたの真理を感じているから。



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