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日々徒然・・・
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ニューヨークの場末の酒場。安酒に酔いたわいもない夢に逃げ込んでいる人生の落伍者たちが、“真の心の平和”を説いてまわる男の来訪によって、いままで縋っていた夢という支えを取りはらわれ、本当の自己と向き合うことになる……。

『ものがたり』
1912年夏、ニューヨーク下町の酒場では、行き場のない連中が安酒に酔っては壮大な夢を語り合って自分を慰めている。
そこにセールスマンのヒッキーが登場。彼は毎年酒場の主人ハリー・ホープの誕生日には訪れて、連中に酒をおごり、実現しないであろう彼らの夢をくすぐり喜ばせていたのだ。
しかし、今夜のヒッキーはいつもと様子が違っていた。
突然、どうすれば本当の心の平和が得られるのかと、
連中を説得してまわる彼の身にいったい何が起こったのか・・・・・・。

新国立劇場『氷屋来たる』パンフレットより。


新国立劇場でユージン・オニール作・栗山民也演出の『氷屋来たる』を見た。
『氷屋来たる』は1910年代のNYの下町の安酒場を舞台にした群像劇。
市村正親、岡本健一、木場勝巳、中島しゅう等の個性的すぎる男優陣をずらりと揃えてる。これだけでも見る価値あり!
そのうえ、3時間45分の長丁場。
小劇場での上演だから、客席と舞台が近い近い!!

舞台の評論などには興味がない。
私的な芝居のよし悪しは、観劇後の余韻感に尽きる。
難しいことは抜きに、どんな余韻に浸れるかが決め手になる。
見終わった直後は、何だったのかよくわからないんだけど、
後からじわじわ効いてくる・・・
絶望と狂気・・
不思議な余韻に包まれた。

いつものとおり木場勝巳さんには惚れます。
岡健の芝居ははじめて見たけど、男闘呼組時代からは想像できないいい役者さんになってました!
市村正親さんの狂気と紙一重の演技と、妖しげにひかる眼が
よかったなーー



yukameincoは基本的に体育会系ですが・・・
小劇場系の芝居が好きという文化的なとこもあるんです(笑)
新国立劇場の小劇場はお勧めです!
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